よねトークとは、質問の末尾に「~よね?」とつける話法です。
このトークには、自分が思い描く理想の回答にお客様を誘導しやすいという性質があります。
例えば、いま契約すればディズニーランドのペアチケットが手に入るプレゼントキャンペーンをやっているので、これをきっかけにして何とか契約にもっていきたい。
そんな時にあなたは、次のどの質問で相手に聞きますか?
A テーマパークと言えば、どこが好きですか?
B ディズニーランドは、好きですか?
C ディズニーランドは、好きですよね?
これは、当然にCを選びますよね。
何も考えることなく、迷わず瞬間的に「はい」と答えてしまう、決め付けの質問です。
この「よねトーク」は、言い換えますとYES-TAKINGトークとも言います。
人間は、一貫性を大事にする生き物です。
ずっと続けてきたことをやめるのを嫌います。
新しいことをやるのが嫌いなのです。
常に、自分の身の安全を守るためにそのような本能が働きます。
YES-TAKINGとは、この心理を応用したもので、相手のYESをどんどん取っていくテクニックです。
4回・5回と、「●●ですよね?」「はい」というトークを重ねていると、成否を分ける最後の質問の時にも「はい」と答えたくなるという性質があります。
これは、後で紹介するトークフォローチャートに取り込んで是非練習してくださいね。
そして、さらに一歩突っ込んだ「よねトーク」を紹介しましょう。
それは、否定疑問文で相手に質問するという方法です。
先のディズニーランドの質問なら、
D ディズニーランドって嫌いじゃないですよね?
この「じゃないですよね」がポイントです。
実はこれ、相手の答えが、YES でもNOでも、話を持っていきたい方法へ進められるという性質があるのです。
D ディズニーランドって嫌いじゃないですよね?
「もちろん好きです」 ⇒ 「そうですよね」
「いや、嫌いです」 ⇒ 「そうですよね」
どちらも話の流れに不自然さがありませんよね。
これは、人たらしのテクニックと言って、占い師が使う会話テクニックの一つでもあります。
このようにして、どちらの回答でも、自分の進みたい方向へ相手をコントロールしてしまう。
そんな高等テクニックです。
是非使ってみてください。
いくつも、このトークを使って、試してみて、その効果を貯めてください。
それが、あなたの財産になるのです。